お説教とマドレーヌ

忘れたくないこと。トキめいちゃったら投稿します。

いつも優しい笑顔浮かぶ──SPECIAL YUKEMURI FESTA in 箱根(小田原)

はじめに

温泉むすめの箱根ご当地イベントが2度目の開催。前回の遊覧船公録は満足度の極めて高いイベントであったが、果たして今回は……。

『殿さまプラン』当選者視点です。

「温泉むすめ」ユニットソング SPRiNGS「Hop Step Jump!」

「温泉むすめ」ユニットソング SPRiNGS「Hop Step Jump!」

はーちゃんこと久川颯ちゃんのシンデレラガールズデビューで投稿が遅くなりました。

もくじ

イベント当日まで

殿様。

この言葉を聞いて人は何を思い浮かべるだろうか。それは、織田信長徳川家康といった史実の人であったり、文学や娯楽作品の架空の人物であったり、あるいは、もっと抽象的な概念であったりするのであろうか。

私は──

『殿さまプラン』爆誕

私の応援している長江里加さん、その長江さんが演じている『温泉むすめ』のキャラクターが箱根彩耶ちゃんだ。その名の通り箱根の、特に箱根湯本温泉を担当する温泉むすめである。各温泉地のキャラクターを持つ『温泉むすめ』では東京でのイベントに加えてキャラクターご当地のイベントも行われており、今回のSPECIAL YUKEMURI FESTA in 箱根(小田原)は箱根での2度目のイベントとなる。(以後、SYF箱根と表記。)

『温泉むすめ』や前回の箱根ご当地イベントにあたる遊覧船公録については以前の記事も併せてどうぞ。 nn6cy.hateblo.jp

SYF箱根はロマンスカーの貸し切りや1泊2日の宿泊プランがイベントの前後にある、といったところで話題性を呼んだが、私個人の思いとしては1回目の箱根イベントでやらなかったライブをやる、というところに大きな期待を抱いていた。

そんなSYF箱根であるが、2019年2月20日にツアープランの詳細が発表される。

コース設定は貸し切りロマンスカーと小田原でのイベントを楽しむ『日帰りコース』、箱根の宿に宿泊する『宿泊コース(相部屋)』『宿泊コース(2名1室利用)』、それに加えて、1名限りの『殿さまプラン』なるものも。プラン名もさることながら、「特等席」画像のインパクトとやはり料金設定もあって、良くも悪くも(主に悪い方であるが)一部温むす界隈・声オタ界隈で話題となった。

殿さまプラン OR 殿様プラン since:2019-02-20 until:2019-02-27 - Twitter Search

私は迷わず応募した。応募タイミングは後々重要になりそうなので記載しておくと、応募開始の2月20日15時を回ってすぐに申し込みの手続きをはじめ、1名・殿さまプラン希望にて15時15分ごろには応募完了していたと思う。

殿さま役を仰せつかった日

プラン発表から2週間近くが経過した3月6日、1通のメールにて私が「殿さま」を仰せつかることとなった。

自分が当選したことが分かった瞬間は流石に少し驚いたが、ひとしきり知り合いに弄られた後は特段「殿さま」について意識することもなく当日を迎えた。

そう、正直に言えばこの『殿さまプラン』にそこまで大きな期待はしていなかったのだ。自分の中での箱根ツアーイベントの本分はあくまでもSYF箱根、小田原でのライブパートであり、余興たる宴会のことを考える余裕はあまり無かった。また、後ほど『殿さまプラン』の物販優先権も発表されたが、この物販優先権と特等席、一人部屋以外の特典は何かあるのか無いのか、全貌がわからない状態であったためでもある。じゃあなんでそのようなプランに応募したのかと言えば、それは醜い声豚の性、というものだ。

一応付け加えると、企画側との事前のやり取りなどは一切なかった。応募して、当選。当日を待つ。これが前日までの「殿さま」になる予定のオタクの姿である。

第1部 イベント当日、殿として

09:20 金の参加券

そんな訳であっという間に迎えるイベント当日。受付の方に自分の本名を告げると、丁寧なご対応とともに「殿さま」専用の金の参加券を渡され、エンバウンド1の橋本プロデューサーにも直々に挨拶をされる。

f:id:nn6cy:20190404023927j:plain

これは知り合いの参加券を借りて一緒に撮ったもの。手前側の黄~金のものが『殿さまプラン』の参加券で、ツアー通しての参加券も小田原でのトーク・ライブイベントの参加券も色が異なる。ちなみに、日帰りコースだとツアー参加券は白色だったようだ。

この参加券がパッと見で「殿さま」だとわかりやすいということもあってか、ツアー後半になるにつれて参加者の皆さんからお声を掛けていただき、ありがたいかぎりだった。

09:40 待ち時間0分の優雅な物販

参加券や旅程表を渡されてすぐ、(恐らく小田急トラベルの)担当の方の案内により少し離れた物販会場、新宿郵便局に向かうことに。その担当の方に、「殿には付き添いの人間がつく」2だとか「物販のグッズは全品1セットが確保してある」だとか嘘か本当かわからないような話を道中でされつつ新宿郵便局に。

物販優先権も特典としてはあまり重視していなかったが、郵便局内に形成されている長蛇の列(バーコード読み取りのトラブルもあって会計が遅くなっていたようだ)と、更にはタオル・Tシャツは私が物販を済ませた後に完売していたようで、到着してすぐ物販に移れるという『殿さまプラン』の恩恵に早速与る形となった。

f:id:nn6cy:20190505041422j:plain

物販はご案内をいただいた方に煽られて全品購入した。うーん、チョロい。

11:00 不意のポストカードお渡し会

物販の時間が十分に設けられた後、昼前ごろにポストカードお渡し会の列形成が始まる。新宿西口、小田急トラベルの前というそれこそ日常の光景(キャストのどなたかも言っていたように思う)にツアー参加者が列をなす異様な光景が繰り広げられていた。しばらく経ち、小田急の制服を身に纏い、一日車掌へと変貌を遂げたキャストの皆様、小原莉子さん、石飛恵里花さん、星希成奏さん、会沢紗弥さん、そして長江さんが登場。

私は事前にこれといった案内や指示を受けなかったため、宿泊組の列の中ごろに位置し、知人と話しながらお渡し会で話す内容について熟考をしようか、といったところであった。そこへ「殿さまはいますか」とのスタッフの一声で無事鍵開け(渡される側の一人目)担当に。そう、このプラン、とにかく不意打ちが多いのだ。「殿さま」なのに不意打ちされるとはこれ如何に。いや、「殿さま」だからこそなのか。

結果、頭真っ白な状態で駆り出され、メディア担当の数名に写真を撮られつつお渡しを敢行、長江さんも含めて剥がされる(肩叩き等によりスタッフから時間切れの案内をされる)前に自主的に剥がれていく情けない幕開けとなった。

12:40 SPECIAL YUKEMURI FESTAへ出発~お渡し会2回目

ツアー参加者とのお渡しが終わった後は小田急新宿駅ホームに移り、キャストの皆様は先頭車両でメディア向けの記念撮影。

f:id:nn6cy:20190410234732j:plain

私も逆側で記念撮影をしたりしていた。

参加者を載せたロマンスカーは12時40分に新宿駅を出発。他の参加者は同時申し込みの知人と隣り合った席になったり、はたまたソロ参加者は初対面の参加者と隣り合う中、「殿さま」は最前席8席、ボックス2つ分を分け与えられる。広々としていて快適ではあるが、話し相手がいないのはそれはそれで寂しかったり。

出発後しばらく経つと、星希さんのアナウンスと共に各種配布物が渡されていく。

f:id:nn6cy:20190409020105j:plain f:id:nn6cy:20190409020048j:plain

まずは長江さんの参加券への検印と小原さんからの『旅のしおり』。旅のしおり(少し汚れてしまった)は、この後車内で放送されるドラマパートの導入などが書かれている。スタンプはこの日専用の箱根ちゃん。長江さんからは丁寧に押してもらったのだが、少しだけ掠れてしまった。

f:id:nn6cy:20190410173643j:plain

次に石飛さんと会沢さんから、コラボステッカーの配布。小田急日本ユニシスとの協力によるツアー企画に留まらず、大きく旅モノと括ることの出来る駅メモ鉄道むすめとのコラボは、温泉むすめが3年目にしてもまだまだ広がりの余地を十分持っているように感じられて心が躍った。また、記憶ではここで長江さんの書き込み入りのるるぶも頂いたように思う。サイン入りるるぶは定期公演のYUKEMURI FESTA(以降YF)では定番の抽選プレゼント品なのだが、私は頂いたことが無かったので素直に嬉しかった。

その後にスタッフから弁当と書き込みの無いるるぶの配布3も全員にあり、結果、私は2冊のるるぶを手にすることに。このツアーは1泊2日と言えども、土曜の宴会イベントをもってしてツアープランは終了であり、朝食やチェックアウトの時間も自由で日曜一日が箱根観光に費やせた。そんなこともあり、ツアー参加者からは観光の手引きとしてのるるぶの配布は非常に好評だったように思う。

f:id:nn6cy:20190410181610j:plain

また、弁当も今回のイベントのイラストが描かれた熨斗つきの特性仕様。参加者の皆さんも熨斗が破れないよう丁寧に取り外していた。

私より以前にキャストの皆様と話すことになる知人たちは「殿の側近」などと言ってウケを取っていたようで、この頃にはロールプレイにも慣れてきていて、小原さん石飛さん星希さん会沢さんとは「殿さま」の話で始終していた。役得。……役得か?

13:00 ドラマパート(前半)の車内放送

配布物のお渡しが終わると間もなく今回出演の5人の温泉むすめによるドラマパートが車内放送される。車内放送は先に放送された星希さんのアナウンスも含めて、全て列車の専用マイクを使って立ちながら行われていたよう。後のインターネット配信もないこの日限りのドラマのためか、アドリブと見受けられるところや危ないパロディも挟みつつ、和やかに進行していった。

現実のツアー参加者と同じく新宿からロマンスカーに乗り、ライブ会場の現地へと向かう温泉むすめ達のもとに、鈍川まなみ(CV:小原さん)の弁当が一人分食べられてしまうという、重大で、それでいてちょっとおマヌケなトラブルが……!?というものがドラマのあらすじ。旅のしおりの導入パートが事前に読めていればドラマの流れがスッと理解できたかもしれないが、「殿さま」の手元に来たのはツアー参加者の一番最後ということもあり、読む時間が作れなかったのはちょっと残念。

そして、話が盛り上がりを見せてきたところで、なんとこの先の展開は「続く」。続きは小田原でのトーク・ライブイベントに持ち越しとのこと。SYF箱根でのドラマパートというのは事前に聞かされていなかったので、良い意味で意外だった。謎解き風のドラマだったので推理の時間、ということか。

14:30 TOHOシネマズ小田原への乗り継ぎ

ドラマパートの前半部分が終わると、間もなく小田原駅に。ここからイベントのメイン会場となるTOHOシネマズ小田原へは案外距離が離れていて、日帰りコースの参加者は小田原駅~TOHOシネマズ小田原への行きの片道、宿泊コースは帰りのTOHOシネマズ小田原~ホテルおかだの分も貸し切りバスの席があり、合計で3台分のバスが用意されていた。一方で、当日イベントのみ参加の場合はTOHOシネマズ小田原への往復、日帰りコースの参加者も帰りの移動手段は自分で確保しなければならない。(JR駅とを結ぶ路線バスがそこそこの本数出ているようであったが。)

そして、ロマンスカーに続いて「殿さま」には最後方の5席をぶち抜きで確保。一つ手前の4席に座っていた参加者の方は4人で応募したとのことで道中色々と話をしていただいた。感謝。このバス内では宿泊部屋の割り振りも案内されていて、相部屋と言えども4人~9人まで様々だったようで盛り上がってた(Twitterが)。なお、これはパッケージツアーなので仕方のないことだとは思うが、今回はバスの席割りが本名にて掲示されていたので、特に最後方にドンと書かれた「殿さま」の本名はすぐわかってしまい、気になる人は気になるかもしれない。

ツアー参加者の貸し切りバスは途中休憩も挟みつつのんびり会場へ向かう一方、キャストの皆様は現地に急行し、リハーサルをしていたとのこと。

16:00 SPECIAL YUKEMURI FESTA in 箱根(小田原)開始

そんなこんなで一番楽しみにしていたSYF箱根が開始。いつものライブハウスやイベントホールとは違い映画館でのイベントであり、スクリーンを除けば黒一色の館内は逆に目の前で繰り広げられる景色への没入感があった。

「殿さま」の座席は前掲の通りB-10。A列を機材+スタッフ席として潰していたため最前ドセンで、更にB-9とB-11は空席となっていた。(B-7, B-8とB-12, B-13は2人部屋コースの参加者に割り振られていて、最前列にただ一人という状況ではないのも助かった。)

まずは開演挨拶。ギュイーン4の説明が入りそうなところを一切の予告なくギュイーンしていて、温泉現場に慣れてない人はぽかんとしていたのではなかろうか。私は気持ちよくギュイーンしていた。

トークパートはYFやSYF恒例の「温泉地検定」。本来は長江さんが進行する予定だったようだが、時間が押しているからスタッフの吉村さんに進行役が押し付けられていて面白かった。SYF箱根の開催地自体は小田原のためか、小田原の問題が多かった。

ドラマパートは想像しやすいオチではあったものの、今後のライブパートへの一致団結が描かれる温泉むすめらしさのある良い脚本だった。SYFはその日限りのメンバーということもあり、個々のキャラクターやAKATSUKIのようなユニットのストーリーを深く描くということはどうしてもしにくいのだが、温泉むすめの世界観やそれぞれの温泉むすめを様々なシチュエーションによって群像劇的に見ることが出来て、それは魅力的であると思う。

ライブパートは後述。SPRiNGS恒例の「リーダーコール」5に加え、「殿コール」まで生まれてしまった。

18:30 ホテルおかだ到着~宴会イベント

SYF箱根の後は再びバスに揺られ今回の宿泊地、ホテルおかだへ。旅程上では一息付く間もなく18:50ごろ宴会場へと集合だった(「殿さま」以外は座席は先着順ということもありなかなか過酷だった)が、リハーサルの押しで実際に入室したのは19:30すぎだった。

小田急トラベルの方にノリノリで「殿は最後に入られるのはどうでしょうか」と提案され、この頃には(見たいものは十分見られたこともあり)もうなんでも来いといった感じで入室し、(自分で言うのも何だが)大きな拍手と「殿コール」の中、特等席に着席。

「殿さま」の席にはちょんまげのカツラと、左右にもう二つ座布団が配置されていた。これもまたある種サプライズのようなものであったが、今までの仕打ち、いや、温かい扱いのおかげもあって、特に動じることもなくカツラを被っている自分がいた。

席の左右にはこの日スタッフとして同行していたお姉さん二人がつき、宴会イベント中ずっとお酌をしてもらった。6一方で、キャストの皆さんは舞台に上がったままで客席まで降りてくることは無くて、これは丸い落としどころだったように思う。冗談気味に言われていたキャストからのお酌というのは(参加者全員ならともかく『殿さまプラン』特典などという形では)全く望んでいなかったし、一方でそのようなことも起こりかねないな、などとの心配もしていた。スタッフのお姉さんのお酌からであればありがたく頂くこととした。

乾杯の後に映し出されるいつもの見慣れたプレゼン画面には「殿さまが主役です」だったか、「殿さまを弄ります」だったか、とにかく壇上から私へよくフられるらしいことがわかった。早速、いつもは観客全員へ尋ねられるアンケートを「殿さま」一人が答えることに。「今日は楽しかったか」「カツラの被り心地は良いか」「正直恥ずかしいか」と、定番の「温泉が大好きか」だったかそんな感じだった気がする。真ん中二つはノーチョイナにしておいた。

次は恒例の「温泉地検定」ならぬ「温泉ライフ検定」。そしてコーナー進行も「殿さま」の「苦しゅうない」という合図があって初めて次に移るようだ。キャストの温泉生活を当てるクイズということらしいが、「入浴中?に鼻歌を歌ってしまうのは誰か」、「~~円分のお土産を買う意気込みなのは誰か」、という合間のクイズ(これらはスライドには用意されてなかった)を除いた、スライドに用意されていたメインのクイズは全部長江さんに関するものだった。これは、挑戦状か?

「長江さんの入浴時間はどれくらいか」で正解。何を答えても大正解という設定なのだが、これは本当に正解だったようだ。「長江さんが温泉土産に買って帰るものは」は不正解。後で知人と話したところ正解を知る機会はあったようで悔しい思い。「長江さんが一度に食べられる黒たまごの数は」これも全く見当がつかず、長江さん本人とジェスチャーでやり取りして無事(?)正解。

結果、「殿さま」の正解数が一番だったということでプレゼントが贈呈。YFでは大抵ずんだシェイクなのだが、ここではなんと、

f:id:nn6cy:20190410232344j:plain

一点ものだという桐箱入りの掛け軸を頂いた。これは大変なものをいただいてしまった。

f:id:nn6cy:20190410224743j:plain

ちなみに、この掛け軸は橋本プロデューサーからイベント後に直々に手渡しされたのだが、それと一緒に、「ご苦労さん」ならぬ『ご黒うさん』という饅頭のお土産も(もちろん箱入りで)いただいた。

その後は、今までYFで紹介する機会の無かった山代八咫 (CV:星希さん)と鳥羽亜矢海(CV:会沢さん)のキャラクター紹介(鈍川まなみと原鶴美鵺は以前のYFにて紹介済み)やしりとり駅伝をし、記念撮影なんかもしてあっという間にイベント終了時刻の20:30に。長かったこの日一日のイベントもこの宴会の退場でお別れとなる。キャストの皆様には舞台袖に掃ける際に手を振ってもらったり、チョイナしあったりした。また、キャストが掃けた後には宿泊プランの参加者の方々が自然と集まってきて、お酌をしていただいたり談笑したりなどした。参加者の皆さんには一オタクの行為を最後まで盛り上げていただき、本当に感謝の念に尽きない。

f:id:nn6cy:20190410232246j:plain

カツラも回収されなかった(当然か)ので、これも一応『殿さまプラン』の特典。もうあと一つ、「殿さま」だけのプレゼントがあった。

f:id:nn6cy:20190410234954j:plain

宴会イベント終了後、宴会場後方に並べられていた等身大パネルと記念撮影。

21:20 等身大パネルの入室

全てのイベントの日程が終わり、1名部屋(にあと2人入り込んでいたが)でくつろいでいると、「殿!」との声と共にノックの音が響き、新宿駅で案内していただいたちょっとお茶目な付き添いの方に等身大パネル5人分を持ってきていただいた。どうやら、一晩部屋の中に置いて良いらしい。

ということでもう一回記念撮影。

f:id:nn6cy:20190410233006j:plain

触れ忘れていたが、宿泊プラン全員にはイラスト入りクッションのプレゼントもあった。なんだかもったいないようでまだ開けられていない。

宴の後

f:id:nn6cy:20190410232951j:plain

f:id:nn6cy:20190410232936j:plain

その後は夜風呂・朝風呂とホテルおかだの温泉を満喫したり、

これまでに写してきた通りの大荷物なのであまり色々な場所への立ち寄りは出来なかったが、箱根湯本でのんびりして都会の喧騒へと帰っていった。

とても充実した2日間でした。

このようにして良くも悪くも参加者の中でも「殿さま」は目立つ(目立たされる)イベントだったので、他の参加者の方からも面白おかしく、好意的にレポートしていただいた。

殿さま OR 殿様 since:2019-03-30 until:2019-03-31 - Twitter Search

以降は声優オタクとしての観点となる。

第2部 一人の長江さんファンとして

出発前お渡し会・車内お渡し会

実は長江さん、不安だったのだ。声優業や日々の生活を楽しそうにしている長江さんが不安な様子を表に出すのはとても珍しい。長江さんをこうまでさせたのは、SPRiNGSの2番手として、常にセンター役の背中を見てきたから、か。

長江さんの不安をうっすらとは汲み取ったつもりであったが、ライブMCにてその思いをぶつけられて初めて明確に描くことが出来た。お渡しの接近はシチュエーション云々の前に準備不足の不戦敗であったと言わざるを得ない。それでも、新宿駅では掛けたい言葉は掛けられなかったが聞きたい言葉は思わぬ流れで聞けて、車内では少しだけだが励ませた。

SYF小田原ライブパート

ライブパートの袴姿から「清楚」の衣装にチェンジ。温泉むすめの選抜ユニット『ゆのはな選抜』で着られることの多い衣装で、かつ個人的にもお気に入りの衣装だ。

01. 未来イマジネーション

温泉むすめの代表曲であり、かつSPRiNGSの代表曲でもある。SPRiNGSフルメンバー以外の温泉むすめのライブにはあまり参加したことが無かったので、SPRiNGSでしっかりとパートが振られたこの曲(この後の『青春サイダー』も)を、長江さんが本来の自分のパートでないところを歌ったり、逆に長江さんのパートを他のキャストが歌うというのが新鮮だった。間奏の桶を掲げた長江さんがキュート。

MC01

ライブパートに移り変わったため改めて自己紹介。ここでの箱根ちゃんとしての挨拶は完全に聞き覚えのあるもので、何らかのセリフを再現したものだと思うのだが……。ああ、悔しい、結びつかないまま失念してしまった。

会場に対してチョイナアンケートをしていて、「ライブが初めての人」という質問には当然ノーチョイナだったのだが何故か長江さんに突っ込まれてよくわからない謎空間が発生した、という記憶が鮮明。

02. 咲かせよ 沸かせよ バンバンBURN!

この後の『未来の彼方』と同じく、この曲も極めて歌って欲しかった曲の一つ。

同じく長江さんがセンターを務めた2018年のサマソニSPRiNGS選抜7でも歌われたこの曲、Aメロでキャスト名の合いの手を入れてくれとばかりの間があるのだが、Aメロ歌い出しの長江さんだけが入らなくて、個人的には悔しい思いをした。奇しくも長江さんが再びセンターを務めた今日この日、サマソニと同じくAメロ一番手を務めた長江さんに向けて念願の合いの手を入れられた。──恐らく私一人だけ。

そしてその後は他のキャスト名の合いの手も入らなかった(少なくとも聞こえなかった)ため私一人がピンチケみたいな感じとなった。

03. 未来の彼方

ああ、期待してはいたが、この曲をこの場で本当に歌ってくれるとは。

SYF札幌にてSPRiNGSフルメンバーで初披露されてから私の心を掴んで離さないこの曲。「新たな出発」を想起させるこの曲を「清楚」衣装で歌う長江さんを夢見て、4thライブフラワースタンドのイラストを描いていただいた。

SPRiNGSメンバーたる箱根彩耶役の長江さんがこの「清楚」衣装を身に纏うこと。それは『ゆのはな選抜』のリーダー・センターを務めることに他ならない。いま、目の前に広がる光景はまさに長江さんにとっての「新たな出発」になることを確信した瞬間であった。

nn6cy.hateblo.jp

SYF札幌の感想記事。この時はまだ『未来の彼方』への私の想いはそこまで強くなかった。

MC02

青春サイダーへの導入。鈍川まなみが今治タオルを愛するという設定なだけに小原さんがハッスルしていた。

ここだか次のMCだかは覚束ないが、長江さんの「ぽか旦那、ぽか女将、合わせてぽか様」というMCがあり、それまでは提唱者の長江さんと和多田さんくらいしか使っていなかった「ぽか様」が好きすぎてクラップそれなしてたら「あなたは殿さま」などと若干ウマいこと言われて客席が沸いた。

04. 青春サイダー

長いこと聞いてきたこの曲だがタオルを振り回したのは今回が初めてかもしれない。ありがとうSYF箱根。

MC03

すみません、長江さんについてだけ。

まずはこの会場に至るまでの話。キャストや参加者を含めたみんなで乗り物を貸し切るというのは夢の一つだったと言っていて、明示はしなかったけど遊覧船や、それより前の箱根の一人旅行でのロープウェイ「貸し切り」が念頭にあったと思う。次は空を貸し切りたいと言ってて、ロープウェイは無理か、などと言っていたが、何らか実現出来れば良いねと思う。野外ステージとかは空の貸し切りにならないかな。

そして、リーダーを務めることの重圧。上手くはいかなかった(上手く出来たかわからない?)が、周りの4人に支えられてここまで来ることが出来た、と。すると、4名のキャストが口々に舞台裏での長江さんの行動、例えば道中の座席割りの話であるとか、LINEグループでレッスン動画を上げるだとか、を話してリーダーへの感謝を述べていき、その言葉には思わず長江さんも目に涙を浮かべていた。

高田さんのようではなくても、長江さんらしいリーダー・センターを果たせていたんだと感じる。

そして演目は最後の曲へ。

05. 追伸、ありがとう

いやぁ、この曲を好きな声優さんに歌われるとね……。

ずっと涙を目に浮かべながら、それを零すことなく懸命に歌い続ける長江さんだけを見ていて、歌唱としては耳に入ってくるが言葉として理解が追いつかないという不思議な境地に至った。

ありがとうはこっちのセリフなんだよな。

宴会イベント~イベント感想

まあそんな訳でライブやこの宴会イベントでもある種美味しい思いをしていたのは確実なのであって、この宴会イベントなどにおいて「殿さま」で参加者の皆さんの笑いが取れたのなら、薄氷を踏むようではありながらも結果的にバランスが取れていたのかな、と思う。

どのキャストのどのファンが『殿さまプラン』に選ばれるのか、若干ピリピリした空気感もイベント開催前にはあっただけに、「長江さんのファンが殿さまだったのは丸かった」といった言葉や「殿さまが殿さまで良かった」などとの言葉を(直接的・間接的に)頂いたりして、これを言っていただけたのは本当にありがたい。

そしてまた長江さんの一ファンとしては、見たいもの聞きたいものが得られて、本当に嬉しかった。そこに特等席は関係ない……とまでは言ったら怒られそうなので、特等席で見られたことには素直に喜んでおくことにする。

──私にとっての殿様は、『殿さまプラン』として参加したこのイベントの素敵な思い出だ。もしも次の「殿さま」が誕生する際には、是非とも頑張って欲しい。

そのほか

今回もTogetterを作った。キャスト+公式アカウントで箱根ツアーに触れてるものを拾ったが、漏れがあったらすみません。

togetter.com

(宣材写真をTogetterが自動で拾うのはあまり宜しくないのでは……。)→自分で変更できることに気付いたので変更しました。

会沢さんが日曜のロケも含めてブログを書いている。

ameblo.jp

スポーツ報知のニュース記事。

hochi.news

5/5 追記 WebNewtypeにて、宴会イベントの写真を含む箱根ツアー一日のレポート記事が上がっていた。

webnewtype.com

6/23 追記 投稿日自体はだいぶ前になるがダ・ヴィンチニュースではイベント翌日にキャスト3名で回ったロケ撮影の様子が記事になっていた。

ddnavi.com

6/23 追記 温泉むすめファンクラブにもイベントレポートが。さすがにこれが最後かな。

onmusu-fc.jp

参加者の方の感想ブログ。とても早い投稿で、この記事の執筆の際にも大変参考にさせていただいた。

onsen-lawyer.blogspot.com

最後に、ここに書いてないことも直接お会いしたときはお話しする……かも?

おしま良いお湯でした。


  1. 温泉むすめプロジェクトの運営会社。

  2. 結果的には付き添っていただいたのはほぼ新宿だけだったのだが、プラン上では本当に付き添い人の設定があったのかもしれないな、とも思う。後述していくが、殿はプラン設定上一人になることが多いためだ。私の場合は宿泊コースに知人がいたため、移動の自由が効く時間は本当に助かった。

  3. (書き込みの無い普通の)るるぶも石飛さん・会沢さんからだった気もする。

  4. 箱根彩耶役長江里加さんとしての固有の挨拶(?) とりあえずギュイーンと言っておけば問題ない。

  5. 手拍子と共に「リーダー!リーダー!…」と言い続け、リーダーが「やめーい!」と制止する。SPRiNGSのリーダー、道後泉海役篠田みなみさんが生み出し、今回のSYF箱根のリーダーの箱根彩耶役長江さんにも1日限定で受け継がれた。

  6. 当の「殿さま」本人は終始壇上のキャストしか見ていなかったので、それはそれでお姉さん方には悪いことをしたような気もする。

  7. リーダーの道後泉海役篠田さんは参加していたためリーダーではない。また、このときのセンターはSPRiNGSとしてのコンテキストから選ばれたということもあり、サマソニSPRiNGS選抜も大事なイベントではあるが、初めてのリーダーとしてのSYF箱根の意義はやはり大きい。