お説教とマドレーヌ

忘れたくないこと。トキめいちゃったら投稿します。

積み上げてきた時間を胸に──温泉むすめ SPECIAL YUKEMURI FESTA in 札幌

もくじ

はじめに

今回もまた温泉むすめのお話。
温泉むすめは「日本各地の温泉地や地方都市の魅力を国内外に発信」するという理念のもと、様々な企画やコラボレーションを行っている。スカイマークKNTとの共同企画や、京都サンガとのコラボ等々。
その中でもやはり多いのは声優イベントであり、前回の箱根などがまさに典型例だ。
nn6cy.hateblo.jp
温泉むすめにおける地方の声優イベントというものも更に色々あって、ファンでないとどこがどう違うのかということも中々わかりにくいとは思うが、その色々ある中でも最も扱いが大きいのが今回の「SPECIAL YUKEMURI FESTA」(以降SYF)だ。
温泉むすめのメインユニットたるSPRiNGSが9人全員揃うのは5月の3rdライブ以来、SYFに限れば昨年11月の仙台以来となる。

私にとっては長江里加さんのイベントであり、そして1stライブからそれなりに熱心に追ってきたSPRiNGSが久々に一堂に会するイベントだ。

20180804 SYF札幌前日トークショー・お渡し会

SYF札幌に合わせてか温泉むすめのドラマCDが2枚発売することとなり、8/8現在ではまだ一般販売はされてないが、前日のこの日にアニメイト札幌・とらのあな札幌に行けば先行しての購入と、トークショー・お渡し会への参加が出来た。

私はドラマCD第2弾のアニメイト札幌回に参加。第3弾のとらのあな札幌回は参加していません。以下記憶+メモ。

トークパート

オープニングトーク。各自の北海道との関わりについて主に喋っていたような。長江さんはプライベートでも家族でよく北海道に来ていたそうな。

以降はこの日と次の日の主役と言うべき日岡さんが進行役に。
この日の前日にあたる8月3日、日岡さん、高橋さん、長江さん、和多田さんは登別の第一滝本館に一泊し、伊達時代村などを訪れていたそう。手元のメモだと長江さんはカニや鬼の話を拾ったことになっている。
続けて北海道や札幌の名物の話。ラーメンやスープカレーの話があがる。
登別の様子は例のごとくTogetterにまとめてみました。

togetter.com

今回イベントの契機となったドラマCDについて。前回、第1弾の収録から長い間が経ち、キャストとの距離感が縮まった、というような話をしていたのは確か本宮さんだったか。箱根彩耶ちゃんはこの頃からイケメン的ディレクションを受けるようになった、と長江さん。

SYF札幌で初披露となる新曲について。長江さんは、心に響く良い歌詞、とのこと。また、ダンスの先生に可愛いと褒められた振り付けがあり、明日見たら多分わかるだろう、とも。

エンディングトーク。長江さん、前日の登別がとても楽しく、この日いましているトークショーも、翌日の本番もきっと楽しいイベントで、3日間も楽しく、ずっとワクワクしていられる。これからも温泉むすめを応援してほしい。

トークパートはここまでで大体20分程度。

この後6人が3人ずつに別れてお渡し会へ。2チームを回すことも出来たが、私は高橋さん・長江さん・日岡さんの側にのみ参加。

お渡し会

  • 高橋さんは前日の登別でカニを食べていたとのことで私も前日はジンギスカンを堪能したことを話したり。花林ちゃんとは何話してても大体楽しい。
  • 長江さんとのお話は秘密。
  • 日岡さんには凱旋イベが叶ったことをお祝い。

20180805 SYF札幌当日

SYFはラジオ「みみぽか」の公録とライブの2パートで構成されている。1 公録は後々配信されるので、ネタバレは控えめに。あと、前日イベはメモ取ってましたが当日は取ってません。

ラジオ公録パート

第1部・第2部とも構成はほぼ同じ。

  • オープニングトーク 定例の挨拶と妄想トーク下呂ちゃんの挨拶が作られていた。YUKEMURI FESTA (以下YF)Vol.13で決まったのかな。
  • 温泉地検定 これも定例コーナーだった気がする。 札幌や登別の色々について。
  • 登別温泉紹介 みみぽかでも登別での一泊について話していた。コーナーの位置は前後してるかもしれない。
  • 登別綾瀬フィーチャーコーナー 「正しくポージング選手権」 そもそも記憶があまり定かではないのだが、ここでも北海道・札幌・登別について色々紹介していたような。
  • エンディングトーク みみぽかのEDトークって普段からあまりないような。

録音終了後、これまたYFでは恒例のプレゼント抽選の後にライブへ。

ライブパート

「純情 -SAKURA-」アニメPVの衣装がモチーフとなっている、いわゆる赤黒衣装で登壇。この時点で「未来イマジネーション」「青春サイダー」あたりの定番曲が歌われるという予想を覆される。

Tr.1 Ambition

いやぁ、ライブであるとはいえ曲数が限られるSYFでこの曲を開幕に持ってくるとは。直後のMCでは、3rdライブでは歌わなかったために2nd以来の披露となった、とのこと。
この曲は衣装の映えもさることながら、曲調も振りも勢いがありカッコいい。要所要所の振りコピもしやすいよ。
長江さんがどこかでこの曲を好きと言っていた記憶があるのだが今ちょっと発言元が出てこない。 (8/17 追記 指摘があったため見返すと、4/14の2nd円盤発売記念上映会で「Ambition」が好きと答えていた……というメモが出てきた。ひとまずここが一点。(更に追記 よくよく思い返せば、パッケージ化された2ndライブの見所は?という質問に対する答えとして「Ambition」を挙げた、ということだった気がしてきた。

MC1 開演挨拶

第1部は挨拶+一言程度喋る余裕あり。長江さんは、Ambitionが歌えてテンションが上がっている、と。登壇する段階で既に潤んでしまったと花林ちゃんが言っていたのもここの位置だったか。
第2部は時間が押していたのか、高速名乗りのみ。

Tr.2 SILENT VOICES

「Ambition」後、高田さんが「9人揃ったからこそ出来る、SPRiNGS内ユニット曲」とのMC。前曲「Ambition」も予想できないがこれも完全に予想外。SPRiNGSの9人が揃ったことを、ユニット曲を歌うことによって示すということに知人は大絶賛していた。
雪月花の3人が舞台上に残った後、しばらくMC。
第1部ではVOICESは「ボイスズ」ではなくて「ボイセズ」だよ、と本宮さん。これは放送部第17~18回の話か。
第2部ではフォーメーション等前回から変えてみた、神を下ろしていきたいとの話。京都のバー「雪月花」とのコラボの話や今まで色々な衣装でこの「SILENT VOICES」を歌った話もここだったか。
フォーメーションの話、長江さんが上手側初期位置だったのは明らかな変更点。その他も挙げれば色々あるのかもしれないが、改めて文章で残すほどの確証は無く。特定の声優ばかり見ている悪い声オタの悲しい性である。

この曲はキャストそれぞれの掛ける想いが特に強く、今回のように想いに起因するパフォーマンスの変化の話もよくされる。それゆえジックリと見尽くすのが正しいように思うが、それと同時に高まり性の強い曲でもあるので、どのような姿勢でこの曲を迎え入れればいいのかが悩みどころだったりする。
その他、長江さんの歌声が前回3rdライブより明らかに力強く、響き渡るように感じた。

Tr.3 おはようジャポニカ

ここからはいわゆる白衣装(画像2枚目)。舞台袖に掃ける間があることによって、衣装替えも出来る。なんて豪華なイベントなんだろうか。
「北海道バージョン」とのことで、桑原さんが「北海道はでっかいどう!」などと言っていた。はず。
この曲は細かいことは考えずにウェイクアップピーポーしてJ・A・P・A・Nしてソイヤソイヤするのが正解だと個人的に思っている。

Tr.4 ロマンスの林檎

この日の前日に、高橋さんのホテルの部屋に日岡さん、佐伯さんのしゃんぷーはっとメンバー、それに加えて和多田さんも集まっていた、という話が第1部にあった。それだけで1stライブのことを思い出せば割とオンオオな状態なのであるが、佐伯さんにとっては初めてのSPRiNGSメンバーとの地方イベントなのだとライブ後のオタク飲み会での指摘が入り、ますます感動してしまった。
この曲はもちろん楽しい曲なのだが、ここに至るまでの文脈 ――メンバーの欠けた1stライブ、遠藤さんを加えての最初で最後の2ndライブ、佐伯さんを迎え入れての3rdライブ―― に思いを馳せれば、ロマンスの林檎は泣き曲でもあるのだ。
話は戻り直前MC、花林ちゃんはこういう話をした後に「『楽しい』ロマンスの林檎を」と言って歌い始める。今回の「ロマンスの林檎」は、そういった曲外の諸々に引っ張られず、曲自体として楽しめた面もあったように思う。
腕振りチュッパパチュッパとふたり秘密のピースは特におススメ。

MC2

再び9人が舞台に揃い立ち、次の「新曲」について色々と。第1部ではワイパーが入るので客席もやって欲しい、という話をしていたのは覚えている。歌詞が良いという話も度々出ていたような。

Tr.5 未来の彼方

ここまでずっと「新曲」との表現で、高田さんの曲振りにて初めて曲名が判明する。ここまで4曲、予想を超えてきたセットリスト・ライブアクトを見せつけられた後のこの曲名は、これはヤバいのが来るぞ、とゾクゾクさせられた。
フリは前述のワイパーが2種、落ちサビ後のLaLaLa~合唱もあり、会場一体型の曲。指差し・天空指しの振りコピも出来る。
曲調、歌詞に合わせた明るい感じ。他作品で申し訳ないが、「アイ must go」になんとなく雰囲気が似ているような。IOSYSと聞いて出てくるようなピコ感は個人的には全くなかった。
そして肝心の歌詞なのだが、まー覚えていない。またここから一歩、みたいなニュアンスだったような気はするのだが…。
歌詞の咀嚼や聞き込みが全く出来ていない身ではあるが、曲全体として、いまのSPRiNGS、すなわち「新生SPRiNGS」にかなり寄せられた、温泉むすめらしさに溢れる曲だと現場では思わされた。
いや~、早くジックリと聞き込みたい。

新発表

後日に公式Twitterで公表されたことがここで諸々発表される。また、第2部では第1部にはなかったサプライズ発表として、SYF松山で篠田さんがソロ曲を初発表するとも。このことは高田さんが開演10分前に聞かされ、それ以外のメンバーは誰も知らなかったようで、篠田さんを筆頭に全員が驚いていた。

Tr.6 第1部 Hop Step Jump! / 第2部 青春サイダー

締めの6曲目のみ第1部第2部で異なる演目だった。

まずは第1部の「Hop Step Jump!」。正直に言えばこの日を迎えるまで、この曲は2ndライブ専用曲という考えがどうしても頭に登ってしまう曲であった。なんなら、安易には歌って欲しくないとまで思っていた。
この日は、ここで歌うのが圧倒的に正しかった。

それは、前述の「未来の彼方」がいまこの時のSPRiNGSを歌った曲であることが正しいとすれば、「Hop Step Jump!」をあの日あの時のSPRiNGSの曲と捉えられたから、だと思っている。「Hop Step Jump!」から「未来の彼方」への軌跡。
それは、「未来イマジネーション」から「Hop Step Jump!」への直線的な「成長」の軌跡ではなく、あの日があったから今があるという、繋がりの軌跡。
捉え方は当然それぞれあるが、この日第1部の締めに歌われた「Hop Step Jump!」は(身内周りでは)本当に大絶賛されていた。
そんな訳でこの曲、未だ一般化して捉えることは出来ずにいるが、2ndライブ専用曲という考えは拭い去ることが出来た。

第2部「青春サイダー」。後の本宮さんの終演挨拶にも繋がるのだが、第1部「Hop Step Jump!」との対比的に意味があったのだろうと思う。即ち、楽しいライブを笑顔で終えようというような。

MC3 終演挨拶

思い出せる限りで。

第2部桑原さん、「未来の彼方」のフリの話。学年組に分かれて(つまり、原曲メンバーとは異なるメンバーで)「ロマンスの林檎」「SILENT VOICES」「おはようジャポニカ」のフリをしていたが、これはキャスト発祥で採用された。

第1部長江さん、ライブを終えて(ポジティブな意味で)汗が止まらない。今思えばこれも箱根彩耶ちゃんリスペクトな気がしてきた。
第2部長江さん、今回はパフォーマンスの要所要所にキャラクターらしさを取り入れていた。SPRiNGSの9人が揃った場でキャラクターを演じられるのが嬉しい。

第2部高田さん、つい先日配信開始となったゆのはなこれくしょんの話。長江さんのキャラクターの話から繋がっていると思う。

第1部の本宮さんは思わず感涙。(8/17追記 本宮さんの、SPRiNGSへの思い入れの深さ
第2部本宮さん、(第1部を受けてか)思いが昂ってしまったが、「青春サイダー」で全て弾けた。

第1部では本宮さんの後が日岡さん。第2部では、喋り始めた日岡さんの前に篠田さんが被せにいく。
そんな第2部篠田さん、サプライズ発表の後はイマイチ何やってたか覚えてない、と。

第2部日岡さん。登別綾瀬という北海道のキャラクターを演じることになってから、それより以前の、声優になったときから、北海道で仕事をするのが夢だった。その夢を温泉むすめで、SPRiNGSのみんなと叶えられたことが本当に嬉しい。また絶対この地に帰ってきたい。

恒例のチョイナ締めで終了。

おわりに

ちょっとだけ感想

長江さんからは最近、キャラクターを演じるだとか、キャラクターを演じたいという話をよく耳にする気がして、この日も例に漏れずそうだったな、と思ったり。
そして、SPRiNGS全員が久々に揃うとのことだったのでイベント前から期待感はそこそこ高かったのだが、その期待感を完全に超えて余りありまくりの素敵なイベントだった。やっぱりSPRiNGSが好き。
ゆのこれ配信にドラマCD発売とコンテンツ面でもまた一層と充実してきたので、このままコンテンツもキャストも好きという久々の最強状態になりたい。

おまけ ある声オタの札幌旅行


札幌の道中、ほとんど人とあってばかりでした。ご一緒していただいた方々、本当にありがとうございました。


  1. とハッキリとアナウンスされたことは恐らく無いけど今まではそうだったのでそういうことなんだろう。